日本で最初の暦に関する歴史的な記述は、日本最古の歴史書である「日本書紀」の中に見られます。それによれば、欽明天皇14年(553)6月の条に、百済から「暦博士」を招き「暦本」を入手しようとしたとの記述が残っています。
当初の日本には暦を作成できる人物などひとりもいなかったため、大和朝廷は、当時の先進国である百済(くだら)から学者である僧を招き、暦を作成するための暦法や天文地理を学びました。
現在でも未来においてもそうですが、暦は月や太陽などの天体の動きと密接に関係していて、天文学の知識なしには全く作成することなどできないのです。
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