普通の年は1年365日ですが、4年ごとに366日になり2月29日まであります。閏日のある年は通常、夏季オリンピック開催の年で、西暦年数が4で割り切れる年です。
地球が太陽の周りを1回りする1年の長さは、正確には365.242195日と言われています。暦で1年を365日とすると、0.242195日が余ります。これが4回たまると0.9687日となり、これが約1日なので4年に1回閏年を設け調節するのです。
しかし100年、200年… という長い目で見ると、さらに微妙に誤差が生じます。うるう年を決定する方法は次のようになっています。
1.西暦年数が4で割り切れる年は原則として「うるう年」とする。
2.上記の例外として、西暦年数が100で割り切れる年は「平年」とする。
3.さらに例外として、西暦年数が400で割り切れる年は「うるう年」とする。
これが1582年、グレゴリオ法王が制定した世界で現在一番多く使われている太陽暦のグレゴリオ暦です。このため、西暦2000年は、西暦年数が100で割り切れるにもかかわらず、400でも割り切れるので、閏年でした。
ところで、2月29日生まれの人は誕生日が4年に一度しかないが、確実に毎年、1つずつ歳をとっている。どこで区切るのだろうか。民法の「20歳の計算方法」の記載によると、2月29日生まれの人が成年になるのは、閏年を除く年は「28日の満了時」、すなわち3月1日の午前0時0分ということになっています。うるう日生まれの人も歳はとれるのでご安心ください。
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